ニュイ・ブランシュ2021「アマテラス – Ⅱ」ロームシアターにて
「アマテラスII 」- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)とは、八百万の神々の最高位に在り天上界を治める、太陽を司る神 - (天照アマテラスI に続く)
この作品は、「太陽の成り立ち」において、日本神話伝承と最近発見された太陽物理学との類似について探っていくべく企画されました。
太陽物理学では「太陽の成り立ち」について、「暗黒の中より小さなガスや塵(星間雲)が重力により集まり、回転し始める。やがて大きな塊となるとスピードを速め巨大な円盤となり太陽の誕生となる核融合を起こし輝き始める」と説明され、これは伝説(神話)においては「暗黒:弟の素戔嗚尊(すさのをのみこと)の乱暴狼藉により、天照大御神は怒りのあまり洞窟へ身を隠してしまわれた」ことを示します。
集合:神々が集まり様々な儀式(占い、八咫鏡や勾玉作成など)の後、祝詞をあげ舞うと八百万の神々が一斉に笑った。
輝き:笑い声を不審に思った天照大御神が現れ、太陽が再び世界を照らした」となっています。
音に包まれた舞台空間で、2人の舞踊家と3人の楽器奏者により表現されるパフォーマンス。「太陽の成り立ち」を“神話”と“太陽物理”の両側面から感じていただきました。
パーカッション、電子音楽、作曲: ヤニック・パジェ
ダンス: とも なかやま、篠塚瑞桜 ZuiouShinozuka ( Hiroko Umetani)
クラリネット: 中村真美
チェロ :ウィリアム・プランクル
藤本隆行(Kinsei R&Dディレクター・照明家)