N’SO KYOTOについて

N’SO KYOTOは、2020年にヤニック・パジェによって京都を拠点に結成されたアンサンブル。N’SO KYOTOは、没入型で多次元的な音響・視覚パフォーマンスを通じて、オーケストラの概念を再定義します。略称である「N’SO」は「エンソー」と発音され、グループの名称である「New Sound Orchestra(ニュー・サウンド・オーケストラ)」と、日本語の「えんそう」を結びつけています。えんそうとは、「円相」-禅思想における円のイメージを意味すると同時に、音楽パフォーマンスの日本語訳にあたる「演奏」という言葉とも掛け合わされています。

N’SO KYOTOは、没入型サウンドのさまざまな可能性を探求し、音楽の演奏と体験における新たなアプローチを開発しています。特定の空間に合わせたパフォーマンスでは、空間に配置された演奏者やダンサー、映像インスタレーションを取り入れ、観客とステージの間に存在する伝統的な境界を取り払いながら、演奏する場そのものを強調する独自の表現を生み出しています。

N’SO KYOTOは、新たな芸術言語を生み出し、表現の可能性を広げることを目指しています。アコースティック音楽とエレクトロアコースティック音楽、即興演奏に独自の作曲活動を融合させ、電子楽器とアコースティック楽器を含む、言語と音楽表現における境界線を取り払います。また、舞台上のパフォーマンスに加え、VR技術を活用した没入型体験を通じて、新しい演奏環境を開拓しています。

N’SO KYOTO は科学とその研究に対する強い熱意を持っています。我々の創作活動は、科学理論や発見からインスピレーションを受け、それらが芸術表現を豊かにしています。N’SO KYOTOは、科学と芸術の架け橋となり、抽象的な概念を具現化し、目に見えないものを可視化するパフォーマンスを生み出しています。

N’SO KYOTOは、ヤニック・パジェの楽曲を中心に、光、映像、ダンス、彫刻、詩といった多彩な分野の国際的なアーティストを迎え、ジャンルを超えた創造的なコラボレーションを行っています。こうした別々の領域の要素が作用し合い、新たなアイデアが生まれ続け、グループのエネルギーと創造性を高めています。