会場: 八木酒造(京都府南丹市八木町)
日程: 2024年1月18日(木)〜21日(日)
2024年1月、N’SO KYOTO は京都府南丹市八木町の八木酒造にて、没入型音響・映像パフォーマンス「量子」を発表しました。このイベントは1月18日から21日の4日間にわたり開催され、一般公開されました。多面的なプログラムの一環として、N’SO KYOTO はコンサート、子供向けワークショップ、陶器楽器の展示、そしてトークセッションを実施しました。
パフォーマンス
「量子」 は、作曲・パーカッションを手がけるヤニック・パジェが、ライブパーカッション、エレクトロニクス、および黒川 徹によって制作されたユニークな陶器楽器を融合させた画期的な作品です。量子物理学と弦理論に触発されたこのパフォーマンスは、音と映像を通じてサブアトミック粒子の共鳴を探求しました。
キッズ・ワークショップ
このワークショップは、小学生を対象にした実践型のセッションで、参加者が日常的な物を使って音楽を作る体験を提供しました。また、パフォーマンスで使用された陶器楽器も紹介され、参加者にとって魅力的でインタラクティブな学びの機会となりました。
陶芸楽器の展示
「量子」で使用された陶器楽器の専用展示が行われ、ともに音楽と物理学の交差点を探求する彫刻のコレクションも紹介されました。黒川 徹は、在廊時間中に来場者と展示作品について議論を交わしました。
トークセッション
講演者には、橋本幸士(科学アドバイザー・理論物理学者)、ヤニック・パジェ(作曲家・パフォーマー)、黒川 徹(陶芸家)の3名。ディスカッションでは、「量子」の概念的および技術的な側面、そしてその芸術と科学のアプローチについて、観客に深い洞察が提供されました。
このイベントは、京都府と南丹市が支援する京都:Re-Search実行委員会のイニシアチブの一環として行われ、地域の文化的および芸術的活動の促進を目指しています。
詳細については、イベント公式ページをご覧ください。 Kyoto Hoop
作曲、パーカッション、電子音楽: ヤニック・パジェ
陶芸家: 黒川 徹
科学アドバイザー: 橋本幸士
照明デザイン: 木内ひとみ